今節33節、ようやく残留を決めた。
ミキッチが9年間の広島選手生活を去るホーム最終戦の試合に勝っての残留でした。
ホームに22,000人を超えるサポーターを集めての試合。
(いつもこれくらい入るともっと強くなるだろう)
(早く、新スタジアム建設に取りかかって欲しい)
しかし、5年に3回の優勝チームがこんな事ではいけないが、本日は喜びが勝っている。
ヤンヨンソン監督にもいろいろ注文はしたいが、同じくありがとうと言いたい。
ホーム最終戦でのセレモニーの中で、ミキッチの引退挨拶もあった。
本人、選手もサポーターも涙で送っていた。
これほどまでに愛された助っ人(外国人)はいなかったかもしれない。
広島愛の強い選手であったことやら。
変則3バックでの、ミキッチの活躍は彼なくして優勝はなかっただろう。
ミキッチがサイドを駆け上がると、相手ディフェンダーは一人では対応できず、常に人数をかけて守っていた。
あのスピードに乗った縦へのドリブルは、わかっていても止められない。
ドリブルランキング、クロスランキングではいつも上位を占めていた。
また、ミキッチから寿人へのクロスで、何度も試合を決めたことやら。
いまのシステムでは、ミキッチのポジションは難しいと思う。
これで、大宮アルディージャの降格も決まり、あとは清水エスパルスとヴァンフォーレ甲府の熾烈な戦いが残されている。
試合内容は
前半45分、フェリペ・シウバはペナルティエリアの右手前から、カットインしシュートを打つと、エリア内にいた柴崎がコースを変えてゴールをきめた。1-0。
広島のリードで前半を折り返した。
FC東京も右コーナーキックから、頭で合わされて1-1と同点に追いつかれた。
しかし、後半22分、フェリペ・シウバのパスを稲垣が右足で狙いすましたシュートで、勝ち越しに成功した。2-1。
本当に落ち着いた、見事なシュートであった。
その後、FC東京の若き期待の星、久保選手が出てきて、何度か光るプレーを見せた。
ステップが小さく、素晴らしいドリブルで何度かゴールに迫っていた。
本当に、未来のエースに育って欲しいと心の底から思った。
あと一試合残ってはいるが、来季の戦いが早くも心配になってきた。
この2試合(神戸・東京)は、あいてもさしたる目標もなく、中位であったので救われた感じもある。
その前の、鹿島アントラーズ、川崎フロンターレ、浦和レッズの3試合の内容は、まったく寒さ以外の何物でもない。
あんな試合しか出来ないのなら、来季も残留争うになってしまう予感がする。
立て直しには、まだまだ、時間がかかる。
いまの監督コーチでいいのか、フロントも考えて欲しい。
サンフレッチェ広島は、下部組織は強いクラブであるので、そこを活かしてチーム作りが必要ではなかろうか。
しかし、最終戦は安心して見ていられるという、精神状態はほっとする。
今日は大きな声でバンザイと言っておこう。