本日(7/30)、浦和レッズは、ミハイロ・ペトロビッチ監督と契約解除したことを発表した。
奇しくも、最近のサンフレッチェ広島の基礎を作った人物であり、それに森保監督が守備の意識を与えての、3度の優勝に導いた、サンフレにとっては思いの深い監督であった。
サンフレッチェ広島の財力からして、選手とともに浦和レッズに引き抜かれはしたが、それだけ他のチームにとっては驚異であったのだろう。
しかし、いまやサンフレ森保監督も、浦和ペトロビッチも交代となり、時代の変遷が感じ取られてくる。
当初は、両サイドの2人が先頭まで上がって、5人のFWのような形に驚いていたが、何度も対戦してくると、パスの出所を押さえサイドが上がった裏を突くなど、攻略方法、短所もあらわになり対策が進んできた。
浦和レッズとしては監督歴が長くなって、強くはなったが優勝できなかったことが、今回のこのことに繋がったのだろう。
常に勝つことが最優先であるレッズにとっては耐えきれなかったのかな。
さて、この後誰が監督をするのか楽しみでもある。
コメント
続けて書かせていただきます。
個人的には、ミシャのサッカーは、好きでした。
考え方のベースにクライフのサッカーがあり、攻撃的で得点力を上げていく、というものがあり、実際得点力はあったので。
サンフレッチェのような、地方の貧乏クラブが3回も優勝できた要因が、ミシャのサッカーにあったことは間違いないと思っています。まあ、個人的には、トライアングルを作らないことには不満がありましたけど(笑)
あと、正直、多くの選手を育ててくれましたよね。
大勢浦和に連れて行きましたけど(# ゚Д゚)
守備練習をしないため、「安い失点」を多々する、という、致命的な欠点はありましたが、ミシャなくしてサンフレッチェの優勝はあり得なかったと思います。
そして、要であった寿人とカズの出場機会がなくなるにつれ、ミシャのサッカーの面影がなくなっていき、寿人がいなくなってまとまりもなくなったのが今年の体たらくにつながった、と、個人的には思っています。
ただ、ミシャのサッカーが研究されつくされているのも事実・・・
なので、浦和のミシャ解任で、一時代が終わった感じはありますね。
かっしー様
コメントありがとうございます。
私も、最初に変則的なサッカーを見た時は、度肝を抜かれました。後ろで回して、サイドあるいは中央へとパスを送るサッカー、ボールを大事に保持するサッカーは良いと思います。しかし、だんだんとパスにこだわるあまり、打つところで打たない、自分の前が空いているのにドリブルしない(中央で)、ポジションチェンジの無いサッカーは、だんだんと疲弊したように思えます。
やはり、長きにわたるとだんだんと固執してしまうんですかね。柔軟性がなくなったように思えます。
しかし、ロングボールとかよりは絶対に良いし、キーパーからつなぐサッカーは大好きです。
少し変わってきましたので、これからに期待して、降格ラインから早く脱出するよう応援しましょう。
それでは、また。