12月04日、サンフレッチェ広島は、今期、森保監督の後を引き継いだ、ヤン・ヨンソン監督の退任を発表した。
以下はサンフレッチェ広島のNEWSより
このたび、サンフレッチェ広島は、契約満了に伴い、ヤン・ヨンソン監督が2017シーズンをもって退任することになりましたので、お知らせします。後任の監督につきましては、決まり次第、改めてお知らせいたします。
どん底のサンフレを、引き受けて何とか残留させたことには、大変苦労も多く「ありがとう」と言いたい。
しかし、このサイトで何度も書いたように、どうも戦術には疑問が多かった。
来季も継続して欲しくない時に、このような発表があって、心の底では「よかった」と思っている。
トップの強靱な選手にロングボールを入れて、それを2列目以下が拾って攻めるような感じがあった。
しかし、最後2試合くらいは、前の選手に自由にワンタッチでパスを交換させてのシーンもあり、少しは変わったのかなとも思った。
また、4バックの両サイドからのクロスが、いつもアーリー気味でもっとゴールライン深くまで攻めてからのクロスを期待していたが、そんなシーンはほとんどなかった。
新聞報道によると、次期監督は「城福浩」監督の予定だと聞く。
2009年にFC東京でナビスコ杯を制して、2012年にはJ2で、ヴァンフォーレ甲府を優勝に導いた。
2016年にはFC東京にて13位に終わり退任している。
城福監督の戦術は、監督業の初期の頃から、人もボールも動く『ムーヴィングフットボール』を目指していたのではないかと思う。
最後尾のディフェンスからボールをつなぐのは、いまのサンフレッチェ広島にはぴったりではあるが、当然のように走力が大変重要なポイントとなる。
全員で攻めにかかるので、ボールをロスとした時のカウンターに対処しないといけない。
ロングボールで、後ろと前の役割をはっきりさせると、バックスとボランチの動きは少なくてすむ。
しかし、見ていて面白くはない。また、前線に強力なFWがいないと点は入らない。
サンフレも主力選手が高齢化してきているので、走力にやや陰りが見られる。
そうは言っても、やはり人もボールも動くサッカーを支持したいし、見ていても面白い。
と以前インタビューに答えている。
また、
それでも、夏場は省エネルギーサッカーに切り替えて、カウンターを狙う戦法にすればよいとは、決して思わない。
ポゼッションの質を向上して、カウンターをうけることが極めて少なくなるレベルを、目指すべきだと思う。