J1リーグ第24節が、8月26日・27日に各地で行われた。
首位を走る鹿島アントラーズが2位で追いかけるセレッソ大阪とヤンマースタジアム長居で、首位決戦、天王山の戦いであった。
前半は、C大阪が何度もゴールに迫るが、ゴールキーパーの曽ヶ端にセーブされる。後半になっても、曽ヶ端が何度か素晴らしいセーブを見せると、後半43分、鹿島は金崎が右サイドに流れて、ファーサイドへクロスを送ると、フリーのレアンドロが右足でシュートを決める。0-1。
そのまま終了し、王者の貫禄と勝ち点差「7」をもぎ取った。独走態勢開始か?
3位につける川崎フロンターレは山梨中銀スタジアムに乗り込み、降格争いまっただ中のヴァンフォーレ甲府と戦った。
前半35分、川崎の家長がエリア内にドリブルで仕掛けると、ファールでしか止められず、PKを与えた。このPKを川崎の小林が決めて先制した。0-1。
後半25分、甲府のリンスが左サイドからの個人技での得点し1-1に追いついた。その後、後半29分、ドゥドゥが裏へ抜け出しキーパーとの1対1を決め2-1。
このまま終了かと思われた、後半45分、左サイドからのクロスをファーサイドから頭で折り返し、中で待つ、途中出場の森本が頭で合わし同点に追いつく。2-2。
川崎は首位を追いかけるためにも勝ち点「3」が欲しく、甲府は惜しい試合を落とした。これが降格圏争いにどう響くか?
同じく前節4位の柏レイソルは、最下位に沈むアルビレックス新潟に勝たなければ張らない試合を、退場者が出て、1-1と引き分けた。
ホーム日立柏サッカー場での最下位相手に引き分けは痛い。
横浜F・マリノスはホーム日産スタジアムでFC東京を迎えての戦いを、後半38分、途中出場のウーゴ・ヴィエイラが左からのクロスにヘッドで先制ゴールを奪う。1-0。FC東京はチャンスは何度のあったが、高萩のキーパーとの1対1を外し、後半、中島のシュートはバーに当たるなどで無得点に終わった。
マリノスはこれで14試合負けなしで2位に浮上した。
ジュビロ磐田はヴィッセル神戸とホームヤマハスタジアム(磐田)で対戦した。
前半を無得点で折り返し、後半3分、カウンターからルーカス・ポドルスキが右からの折り返しに綺麗に左足で合わせて先制した。0-1。
後半6分、中央で相手ボールをカットし、川辺のスルーパスに川又がキーパーとの1対1を決めて同点に追いつく。1-1。
後半34分、ペナルティエリア手前からのFKを松浦が美しい弧を描いたシュートで決めて逆転した。2-1。中村俊輔がいなくても、キッカーはいる、素晴らしいシュートであった。
この試合前半、24分神戸のDF渡部がペナルティエリア内でハンドでのクリアがあり、試合はもめた。よく見ろ下手くそ審判と言いたくなる。
浦和レッズは清水エスパルス相手にアウェイIAIスタジアム日本平で 1-2 と勝利し、監督解任後、負け無しで3連勝と好調である。
ガンバ大阪はサガン鳥栖とアウェイのベストアメニティスタジアムで戦い、1-3 と勝利をおさめた。なんと、5試合ぶりの勝利で、大阪もそろそろ常勝軍団ではなくなったか?
まだ、完全に降格圏を抜け出していないベガルタ仙台は、北海道コンサドーレ札幌と札幌厚別公園競技場で戦い、札幌に 1-0 と敗れて、まだまだつらい戦いは続く。札幌はこれで、勝ち点「3」を追加した。この勝利は大きい。
大宮アルディージャとサンフレッチェ広島の降格圏抜けだし争いは、NACK5スタジアム大宮で行われた。
先制した広島であったが、直ぐに追いつかれて 1-1 のドローで勝ち点を分け合った。この勝ち点「1」が今後にどう響くか。今の段階であれば、大宮は良しとするのか。
しかし、試合内容はさすが下位同士であまりにもショボい試合であった。
コメント
正直、なんだかなぁ・・という感じです。
結局、鹿島が抜け出しつつある感じですね、確かに。
本来なら、巨大戦力を持っている浦和やガンバなんかは、鹿島と同レベルにいないといけないのに・・・
やはり、アントラーズは王者の風格・貫禄・メンタリティですかね。
サンフレも直近で優勝はしたものの、王者にはなれなかったのですね。