J1リーグ 第9節
J1リーグ第9節が、2018.04.21(土)、04.22(日)両日に全国で行われた。
まだまだ、連戦が続き選手層が厚く、コンセプトがしっかりし、誰が出ても意思の疎通ができるクラブが強いのではないか。
4月21日(土)
清水 - FC東京
0-1 FC東京の勝利
永井 謙佑⚽
清水はこのところやや失速気味か。一方のFC東京は単独の2位を確保し、調子が上がってきたのか。
前半をスコアレスで折り返した。
後半14分、FC東京はMF大森の縦パスに俊足を飛ばして、ペナルティエリア内まで走りこんできたFW永井がスライディングをしながらボールに触ると、そのままゴールとなり先制点をあげた。0-1。
清水も両サイドから、攻めて同点を狙ったが、最後まで追いつくことはできず、FC東京の勝利となった。
仙台 - 磐田
0-3 ジュビロ磐田の勝利
松浦 拓弥⚽
小川 大貴⚽
田口 泰士⚽
前半をスコアレスで折り返した。
後半11分、磐田はMF中村が、左サイドからクロスを入れると、MF田口は後ろ向きでボールをもらい、素早く反転しながらボレーシュートを放つと、相手DFに当たり、こぼれたボールに、MF松浦が流し込み先制点をあげた。
後半13分、磐田はDF小川大が、自陣の右サイドからドリブルを始めると。ペナルティエリア手前まで持ち込んで、そこから豪快なミドルシュートを放つと、これが決まって追加点となった。素晴らしいゴールであった。0-2。
後半37分、磐田はMF中村が、右サイドからのFKを蹴ると、MF田口は中央から右へ流れながら頭で合わせて、決定的な3点目を奪った。0-3。
ここまで、得点力不足のジュビロ磐田は大量得点で勝利した。
広島 - 鳥栖
1-0 サンフレッチェ広島の勝利
⚽パトリック
サンフレッチェ広島は、前半をいつものように、守備を固めてスコアレスで折り返した。
後半38分、広島は右サイドでゆったりとパスと回したのち、中央からDF水本が、縦パスを入れると、FWティーラシンが相手を背中でブロックし、走り込んできたFWパトリックに落とすと、これを右足で弧を描いたシュートで先制点をあげた。1-0。
広島は無傷の5連勝とし、首位を固め、一方の鳥栖は泥沼の4連敗となった。
浦和 - 札幌
0-0 引き分け
札幌のミハイロビッチ監督は、昨年途中で浦和レッズを解任となり、因縁の対決となった。
札幌は、ミーシャ監督の戦術がまだいきわたってはいないと思うが、MF三好が良い働きをしている。
一方の浦和レッズは、開幕から5試合を勝てず、不調で堀孝史監督を余儀なく交代させ、大槻毅代行監督で、調子を取り戻した。
次節より、オリヴェイラ新監督の采配が気になるところである。
川崎F - 鹿島
4-1 川崎フロンターレの勝利
⚽オウンゴール
⚽エドゥアルド・ネット
永木 亮太⚽
⚽中村 憲剛
⚽大久保 嘉人
前半5分、川崎はMF家長が相手DF昌子をかわして、右サイドから低いクロスを送ると、これが相手の足に当たってオウンゴールとなり、ラッキーな先制点となった。1-0。
後半2分川崎は、MF守田からの縦パスを受けたMF阿部が、ダイレクトで走りこんできたMFエドゥアルドネットにつなぐと、そのまま持ち込んで、倒れながらシュートして追加点を奪った。2-0。
後半19分、鹿島は左サイドペナルティエリア手前からのFKをMF永木が、直接ゴールを狙ってシュートを放つと、相手の壁に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれて1点を返した。2-1。
後半20分、川崎は鹿島DFの軽率なバックパスに、詰めたMF中村がそのままシュートし、突き放した。3-1。
後半36分、川崎はMF家長の絶妙のスルーパスに反応したFW大久保が、右足で合わせてゴールを決定的な4点目を奪った。4-1。
この試合5枚のイエローが出て、激しい試合であったが、川崎フロンターレの攻撃力が光り、鹿島アントラーズは守備が崩壊した。
横浜FM - 湘南
4-4 引き分け
オウンゴール⚽
⚽ウーゴ・ヴィエイラ
菊地 俊介⚽
アレン・ステバノヴィッチ⚽
⚽ウーゴ・ヴィエイラ
⚽ウーゴ・ヴィエイラ
アレン・ステバノヴィッチ⚽
⚽ミロシュ・デゲネク
前半8分、湘南はFWアレンステバノヴィッチのアウトにかけたクロスに横浜DF中澤の頭に当たり、オウンゴールとなった。0-1。
前半27分、横浜はFWオリヴィエブマルが右サイドから中央へドリブルして、FWウーゴヴィエイラへパスすると、ペナルティエリア右より、相手DFをかわしてシュートを放ち、同点に追いついた。1-1。
前半28分、湘南は中央まで出てきた相手GK飯倉のクリアボールに、右サイドから、MF菊地がキーパーのいないゴールにダイレクトでシュートを放ち、引き離した。1-2。
前半41分、湘南はスルーパスに抜け出したFWアレンステバノヴィッチが決めて2点差とした。1-3。
前半44分、横浜のFWウーゴヴィエイラがペナルティエリア中央から決めて1点を返した。
2-3。
前半44分、横浜のDF山中が左サイド深くからクロスをあげると、ゴール前で待っていたFWウーゴヴィエイラがまたもや決めて、ハットトリックで同点とした。3-3。
前半アディショナルタイム+1分、湘南はカウンターから、FW松田からFWイジョンヒョプ、それからFWアレンステバノヴィッチにつなぎ、ペナルティエリア中央からシュートを放ち、再び突き放した。3-4。
前半を3-4と打ち合いの粗い試合となって、折り返した。
後半12分、横浜は右からのコーナーキックに、ニアサイドでDF松原が頭でつないで、ファーサイドで待つDFミロシュデゲネクがヘディングシュートで同点に追いついた。4-4。
荒れた試合も、ここまでで4-4と引き分けに終わった。
神戸 - 名古屋
3-0 ヴィッセル神戸の勝利
⚽チョン・ウヨン
⚽ルーカス・ポドルスキ
⚽ルーカス・ポドルスキ
前半12分、神戸はMF藤田が、右からのコーナーキックを蹴ると、一旦クリアされたが、これを再び拾った藤田が、グラウンダーで折り返すと、中央で待っていたDFチョンウヨンがシュートを決めて先制した。1-0。
後半6分、神戸はFW佐々木が出したパスをFW大槻が受けて、走りこんできたMFルーカスポドルスキに落とすと、そのまま右足で見事なゴールをきめて追加点をあげた。2-0。
後半36分、神戸は自陣からカウンターで、途中出場のFWウェリントンがドリブルで持ち上がり、左サイドのルーカスポドルスキにパスを送って、ペナルティエリア左から、シュートを放ち、決定的な3点目を追加した。3-0。
名古屋グランパスは、6連敗で最下位に沈んだ。
G大阪 - C大阪
1-0 ガンバ大阪の勝利
⚽ファン・ウィジョ
前半41分、G大阪のFWファンウィジョは、ペナルティエリア内でドリブルを仕掛けると、C大阪のDFマテイヨニッチの足が掛かってPKを獲得した。そのPKを自ら真ん中に蹴りこみ、GKの足に当たったが、ゴールに吸い込まれた。
この1点を守り切って、ガンバ大阪は大阪ダービーに勝利して、最下位から抜け出した。
ダービーマッチとは
ただし、歴史的な背景から対立している都市同士の試合や、民族問題、貧富の差による社会的な対立によるダービーマッチもあり、一言で表すならば「ライバル同士の試合」といったところです。
発祥は諸説あるものの、イングランドの地方都市「ダービー」で行なわれた試合のことだと言われています。
また、地域や歴史的背景に関わらず、実力や人気でリーグを代表するようなチーム同士の試合をナショナルダービーと呼ぶこともあります。
4月22日(日)
長崎 - 柏
1-0 Ⅴ・ファーレン長崎の勝利
⚽平松 宗
長崎はここ2試合を完封勝利で飾ってきており、ようやくJ1に慣れてきたのか?
前半をスコアレスで折り返し、後半に突入した。
後半5分、長崎は、左サイド、ペナルティエリア手前からのFKを獲得し、MF中原の蹴ったボールにFW平松がDFの間にうまく入ってフリーとなり、頭で合わせて先制した。
1-0。長崎は、この1点を最後まで守り切って、3連勝とした。
ここまでの順位表
次節は、2位に浮上してきたFC東京と、サンフレッチェ広島の直接対決!
これを撃破して、首位固めと行きたいところだ。