サンフレッチェ広島はホームエディオンスタジアムで、強豪川崎フロンターレと対戦した。
川崎フロンターレは、タイトルとなぜか縁がなくて、今年こそはと狙っている強豪である。
開始こそ川崎に押し込まれるシーンもあったが、前半35分くらいまでは、前からのプレスや、サイド攻撃もあり、セカンドボールへの奪取もいい感じで、いつ点が入ってもおかしくないシーンがあった。
しかし、決定力がないのか、運がないのか、点は入らなかった。
そうこうしているうちに、前半40分、ゴールキーパーの中林のキャッチミスから、簡単に失点した。雨が降っていて難しいかもしれないが、あのシーンでの、ミスはいただけなかった。
前半終了間際には、相手MF三好の素晴らしいシュートが決まって追加点となる失点をした。
もう一度打ってみて、と言っても出来ないかもしれないシュートであった。しかし、あの時間帯での失点は痛かった。
ここで前半は終了となり、2点のビハインドとなった。
後半に入っても、中盤から体を張った守備で、川崎に圧倒的に攻められるということ無く、いい試合ではあるが、得点は生まれない。
後半の失点も、水本の軽い守備を突いた、相手エースの小林が体でブロックしながら、見事なシュートであった。
0-3 敗戦。
前半の、三好といい、後半の小林といい、あのようなシュートが打てる選手は、我がサンフレッチェ広島にはいない。
これが決定力の差か!
しかし、今日は、以前から指摘していた、サイドを崩し深くからのクロスが、何回かあった。
クロスの質と、川崎の集中した守備で最後まで無得点となっていたが、得点を臭わせる攻撃であったように思える。
繰り返し、攻撃の回数を増やすしか無い。
しかし、皆川のワンタッチシュートや、柏のヘディングは得点となってもいいシーンで、紙一重の惜しいシュートではあった。
しかし、いまのサンフレはあのシュートが入っていないから、いまの降格圏争いとなってしまっている。
情けない。本当の点取り屋がいない。
バックスと、中盤はある程度固定のメンバーであるが、攻撃陣が試合ごとに先発を2~3人変えないといけないということが、いまのチーム事情を物語っているんだろう。
しかし、今の時期にいまの位置では、そんなことはいっていられない。
泥臭くても、相手のミスでも、どんな試合であっても、勝ち点を積み上げていかないと、2部降格となってしまう。
残り試合の相手は、どこも上位陣や強豪チームであり、いかに戦うつもりか。
情けない話であるが、今となっては、ヴァンフォーレ甲府や、清水エスパルスの試合動向が気になる。
ホントは、相手ではなく、自力で勝ち点[3]を積み上げて欲しい。
次は、ホームで宿敵浦和レッズと戦う。是非、勝ちきって欲しい。
祈るしか無い