J1リーグ 第34節(最終節)終了

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今年(2017)のJ1リーグも12月2日ですべての日程を終えることとなった。

最終節までもつれた栄冠は、結局川崎フロンターレが勝ち切って、シルバーコレクターの汚名を晴らす逆転で悲願のJ1タイトルを手にした。

それにしても、第21節から首位を守ってきた鹿島アントラーズは、最後の2試合を引き分け(スコアレス)にして失速して首位を明け渡すこととなった。

しかし、勝ち点72で優勝した川崎フロンターレと並びながらも、得失点差による2位はさぞかし無念であろう。

また、最後の降格争いは、清水エスパルスとヴァンフォーレ甲府ともに、勝利をおさめたが、前節までの上位にいた、清水が残留し、甲府の降格という形で決着した。

2連勝中の北海道コンサドーレ札幌は、ホームにサガン鳥栖を迎えて戦い、このところ絶好調のFWジェイの得点で先制し、FW都倉も追加点を上げて序盤をリードしたが、鳥栖も前半に1点を返し、後半7分には同点に追いついた。しかし、勢いに乗る札幌は、後半終了間際の43分に勝ち越しの得点で3-2と、鳥栖を退けた。
札幌は11位で、鳥栖は8位で今季を終えた。

浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝を果たしたが、リーグ戦では調子が悪い。ホームに横浜F・マリノスを迎えたが、前半をスコアレスで折り返し、後半8分に横浜のMF前田にゴールを奪われて、0-1と敗れた。このところ、以前の攻撃力が落ちているのか。浦和は7位、横浜は5位で今季を終えた。

柏レイソルは、前節でようやく残留を決めたサンフレッチェ広島とホームで対戦した。前半をスコアレスで折り返し、後半13分、コーナーキックからのこぼれ球をMF大谷が押し込み、柏1点をが先制した。広島も何度かシュートシーンがあったが、柏のGK中村のファインセーブで広島を無得点に抑えて1-0で柏が勝利をおさめた。
柏4位、広島は残留ギリギリの15位で今季を終えた。

このところ調子を落としている2クラブの戦いとなった、FC東京ガンバ大阪の試合は東京のホームで、行われたが、最近のクラブ状況の通り0-0のスコアレスドローで試合は終了した。東京の石川直宏は引退との報道で先発出場をはたした。
FC東京は13位、G大阪は10位で今季を終えた。

前節2位で逆転優勝の望みを残している川崎フロンターレは、前節で降格が決まった大宮アルディージャをホームに迎えて戦い、このところ14試合負けなしで優勝を狙っていた。前半開始早々1分、MF阿部はペナルティエリア左手前からシュートして先制点を奪うと、前半終了間際の47分、エースFW小林が追加点を奪って前半を有利に進めて、さらに後半には小林のハットトリックもあり、結局5-0と圧勝した。これで、FW小林は得点ランキングトップに躍り出た。
鹿島が引き分けに終わったため、逆転で悲願の優勝を勝ち取った。
大宮は最終的に最下位となる18位で今季を終えた。

引き分け以下で降格が決まるヴァンフォーレ甲府は、ベガルタ仙台をホームに迎えて、残留をかなえるために必死での戦いとなった。前半スコアレスで折り返し、後半も無得点かと思われた、アディショナルタイム+6分、FWリンスが得点を上げて1-0と執念を見せた。しかし、ライバルの清水エスパルスも勝利したので無念の降格が決定した。
甲府は16位、仙台は12位で今季を終えた。

降格が決まってから調子を上げてきたアルビレックス新潟は、これまた絶好調のセレッソ大阪をホームに迎えた。前半をスコアレスで折り返し、後半32分、新潟のMF山崎からスルーパスを受けたMFホニが抜け出して、ゴールキーパーとの1対1を落ち着いて流し込むシュートで先制した。この1点を守り切って1-0と新潟が勝利した。この調子が最初から続けば残念な降格とはならなかっただろうと言うくらい新潟は遅ればせながら好調である。
新潟は17位、C大阪は3位で今季を終えた。

前節まで首位を走る鹿島アントラーズは、ジュビロ磐田とホームで対戦した。前半44分、右からのコーナーキックに、DF植田が頭で合わせてネットを揺らし、先制点と思われたがファールの判定で得点とはならず、前半をスコアレスで折り返した。後半も一進一退が続き、後半アディショナルタイム5分まであったが、最後まで得点することが出来ずに、0-0のスコアレスドローに終わり、鹿島アントラーズは優勝を逃した。
鹿島は2位、磐田は6位で今季を終えた。

ヴィッセル神戸は、残留争いまっただ中の清水エスパルスをホームに迎えた。勝てば残留が決まる清水は必死の戦いであったが、先制点は神戸に生まれた。前半13分、神戸のFW渡邊が先制点をあげてリードしたが、前半19分、フリーキックからFW北川が直接決めて同点に追いつくと、前半26分、ゴール前からのこぼれ球に素速く反応したMF増田のゴールで前半のうちに逆転に成功した。後半12分FW鄭大世のゴールも生まれ、結局1-3で清水エスパルスが勝利をおさめた。清水は最終戦に自力で残留を勝ち取った。
神戸は9位、清水は14位で今季を終えた。

今季(2017)のJ1リーグは、鹿島アントラーズがずっと引っ張ってきたが、最終戦であっと驚く逆転劇で川崎フロンターレの悲願の優勝となった。

鹿島の選手・サポーターはさぞかし無念であったろうと思う。

一方、優勝が転がり込んできた川崎フロンターレは、強いけど最後の負けるというタイトルに縁がないクラブに成り下がっていたが、これで胸を張って来季にも期待が持てる。

その上、得点王争いでは最終節で3得点を挙げた川崎の小林悠が通算23得点で初の得点王に輝く、嬉しい2重の喜びとなった。

降格は、甲府・新潟・大宮の3クラブに決定したが、いまのJ2は群雄割拠で、J1とJ2の力の差が少ないので、来季に必ず戻ってこれるとは限らない。

あとは、選手がどれだけ異動してクラブに残るか去るかにもかかってくる。

1シーズンで復帰できることを願っている。

しかし、我がサンフレッチェ広島も、崖っぷちの戦いが続いていて、何度ももうダメかと思っていた時期があったが、最後の数試合は良い戦いであったかと思う。

しかし、ゴール前の決定力がないので、得点できずに守備が持ちこたえられない試合が多く見受けられた。

来季の体制がどうなるのかも気になるが、ギリギリの15位ではあり残留を果たしたので、まあ「おめでとう」と言っておこう。

J1リーグ 第34節(最終節) 勝敗表

J1リーグ 第34節(最終節)終了の順位表
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