J2リーグ第39節は、10月28日(土)、29日(日)の2日に分けて、全国各地で行われた。
湘南ベルマーレは、28(土)にJ1昇格を決め、29(日)には優勝までも決めた。
曺監督はアシスタント時代を含め4度のJ1昇格を指導したこととなる。その間には選手を引き抜かれたこともあり苦しい台所での戦いであった。
前日の28日にJ1昇格をきめた湘南ベルマーレは、ファジアーノ岡山とホームShonan BMW スタジアム平塚で対戦した。
前半44分、FWジネイのゴールで先制したが、後半終了間際の41分、MF大竹にこぼれ球をねじ込まれて同点に追いつかれた。1-1。
これで終了となったが、勝ち点「1」を積み上げてJ2優勝が決まった。
前節2位のアビスパ福岡は、東京ヴェルディのホーム味の素スタジアムに乗り込み対戦した。しかし、両チームとも決めてなくスコアレスドローで終了した。長崎が勝ち点「3」を積み上げたので、福岡は名古屋にも抜かれ4位に陥落した。0-0。
前節3位のV・ファーレン長崎は、ロアッソ熊本のホームえがお健康スタジアムに乗り込んで0-2と快勝した。この結果、福岡を抜いて自動昇格の権利ある2位に浮上した。
徳島ヴォルティスは水戸ホーリーホックをホームの鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムに迎えて戦い、先制点をとったが結局2-3と逆転されて敗戦した。
大分トリニータは、ホームの大分銀行ドームでジェフユナイテッド千葉と戦い、1-2で敗れた。この両チームは、J1昇格プレーオフ圏内を狙える中位対決であった。千葉は4連勝と調子を上げている。
京都サンガFCは、タヴァレス新監督の初陣となる横浜FCとホーム京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で戦い、前半後半と1点ずつを取り合い、結局2-2の引き分けとなった。
翌29日(日)
松本山雅FCは、松本平広域公園総合球技場でFC岐阜と戦い、2-1と連敗を止めた。一方、FC岐阜は3連敗となった。
FC町田ゼルビアは、町田市立陸上競技場でカマタマーレ讃岐と戦い、1-1の引き分けで終わったが、この試合はイエローカード8枚という荒れた試合となった。町田は4戦連続の引き分けとなっている。
降格圏にあえぐレノファ山口FCは、維新百年記念公園陸上競技場でツエーゲン金沢と戦い、後半アディショナルタイム+2分に、1点を奪われて敗戦となった。ますます、降格が目前となってきた。0-1。
モンテディオ山形は、NDソフトスタジアム山形で愛媛FCと対戦し、前半こそスコアレスで折り返したが、後半は点の取り合いで2-2と引き分けに終わった。
名古屋グランパスは、パロマ瑞穂スタジアムでザスパクサツ群馬と戦い、前半に1点を奪い有利に進めたが、後半群馬に逆転されたが、再逆転に成功して4-2で勝利した。この試合強風のため試合が一時中断となった。これで名古屋は3位に浮上した。一方群馬は4連敗となった。
昇格争いの一つは決まったが、2位に与えられる自動昇格枠ひとつと、6位までのプレーオフ進出枠の争いは依然として勝ち点差は少なく熾烈を極めている。
可能性は長崎、名古屋、福岡、松本山雅、東京Vの順となっている。
2位の長崎は、自動昇格を逃したとしてもプレーオフに回ることが確定した。
7位の徳島ヴォルティス、8位大分トリニータ、9位横浜FC、10位ジェフユナイテッド千葉までは、プレーオフに進出する可能性がある。