監督交代後のはじめての試合。
日本の夏特有の、蒸し暑くサッカーには適さない時期ではあるが、今日の試合はよく走り、よく守ったと思う。
しかし、前線のFW皆川、シャドーの森島、サイドの高橋は、以前の優勝メンバーから見るとやはりやや落ちるか。
試合内容としては、特に前半、両チームとも失点をしたくないという、あまり見所のない試合内容であった。やはり、この暑さを考え、後半にもスタミナを残すためには仕方がない。
しかし、後半になり左サイドに移動した齋藤学の動きは、一つレベルが抜け出しているようだ。まだ、得点こそないが、DF陣を混乱させてのパスで、守備陣は齋藤の動きに惑わされ、他の選手に目が行かなくなるようだ。
その齋藤が、後半36分左サイドからドリブルで中央に切り込み、DFを混乱させてから、右から走り込んできた前田にパス、その前田は柏を振り切り足でポンと浮かせてから、最後は頭でねじ込んだ。1-0。
1-0となって、時間帯から見ても今日も敗戦かと思っていた後半終了間際、ロペスが右サイドから中央へドリブルで持ち込み、いったんは倒されたが、フェリペ、柏とつなぎ、柏が中央へ折り返した。その折り返しのボールが、中沢に当たって中央で待っていたロペスがダイレクトで同点シュート。
1-1。
今日は、後半よく攻めていた。フィニッシャーさえいれば、点は入るような展開であった。
最後まで、よく攻めたがそのまま終了となり勝ち点1は確保できた。
監督は変わり、選手起用は変わったと思う。
しかし、戦術はそんなに簡単に変えられるものではない。
やはり、先に点を取られると、前からプレスできる戦術ではないので、難しい試合となる。
このシーズンはこのままで行くのかな。本格的に監督が決まったら、違った戦術もあるかもしれない。