J1リーグ第26節が9月16日・17日に全国各地で行われた。
台風18号が接近する中で、開催が危ぶまれた場所もある。
前節首位の鹿島アントラーズは、最下位のアルビレックス新潟とアウェイの地デンカビッグスワンスタジアム対戦した。
前半5分、開始早々に鹿島としては珍しいが、新潟のドウグラス・タンキにいきなり先制を許した。その後、前半終了間際の45分に、ホニに2点目を献上した。
新潟にとっては、開始間際と終了直前に追加点を取り前半戦を 2-0 で終えた。これで、新潟は有利に後半を迎えることが出来た。
しかし、鹿島はここから底力を発揮し、後半4分、レアンドロの得点で2-1とした。また、後半22分、またもやレアンドロの追加点で 2-2 の同点に追いついた。
こうなると、完全に鹿島のペースで、後半36分、レアンドロのハットトリックで3点目をあげて逆転した。2-3。
仕上げは、後半44分、エース金崎の追加点でとどめを刺した。2-4。
鹿島の強さ・したたかさでいくら最下位相手であろうと、この逆転勝利は優勝を引きつける勝利になったのではないか。
前節2位で鹿島を追う川崎フロンターレは、清水エスパルスのホームIAIスタジアム日本平に乗り込んで戦いを挑んだ。
前半14分、谷口のヘッドで先制すると、同じく前半25分、エース小林の4試合連続ゴールで追加点を奪った。0-2。
後半34分、小林の交代で出場した森本がダメ押しの3点目をもぎ取った。0-3。
これで勝負は決まり、川崎フロンターレは7試合無敗として、鹿島アントラーズを追いかけている。
前節3位の柏レイソルと5位の横浜F・マリノスは、横浜F・マリノスのホーム、日産スタジアムで生き残りをかけて上位対決となった。
前半9分、齋藤の今季初ゴールで先制し、前半を終了した。1-0。
後半も一進一退で、横浜F・マリノスの勝利かと思われた後半43分、ペナルティエリア手前中央からのフリーキックを、クリスティアーノに鮮やかにたたき込まれ、1-1。
両者痛み分けで勝ち点「1」を分け合った。
前節4位につけている、セレッソ大阪は降格圏にあえいでいるサンフレッチェ広島と、エディオンスタジアムに乗り込み対戦した。
前半は、どちらも決め手を欠きスコアレスドローで折り返した。
後半25分、途中出場のフェリペ・シウバにカウンターで先制点を許した。1-0。
その後も惜しいシ-ンこそあったが、無得点で攻撃力が実らず1-0で痛い星を落とした。
大宮アルディージャとガンバ大阪は2-2。日本代表で活動した井手口が先制ゴールを決めたが、後半に2マテウスとオウンゴールで逆転されたが、後半アディショナルタイムに長沢が貴重な同点弾を決めて土壇場で引き分けに持ち込だ。
FC東京は、ベガルタ仙台にチャン・ヒョンスの得点で1-0とし、相手にゴールを許さず、完封勝利として、安間新監督に勝利を捧げた。
ヴィッセル神戸対北海道コンサドーレ札幌は、前半開始4分に田中のゴールと、前半22分、渡部の追加点で2-0。これを後半も相手の攻撃を抑えて勝利した。
サガン鳥栖とヴァンフォーレ甲府は、1-1の引き分けと思われた後半アディショナルタイムに、キム・ミンヒョクが値千金の決勝ゴールをきめて逆転勝利とした。2-1。
両チームでイエローカード7枚、レッドカード1枚の荒れた試合であり、遺恨を残す結果となった。
翌日行われたジュビロ磐田と浦和レッズは、磐田が先制したが、後半に浦和の興梠が得点ランキング首位の17点目のゴールを決めて1-1と引き分けた。
残り8試合となり、優勝争い・ACL争い、そして降格争いと忙しく、目の離せない戦いが続く。
鹿島アントラーズの安定した戦いと、川崎フロンターレの攻撃力、柏レイソルの頑張りと、このあたりまでが優勝ラインではあるが、鹿島の有利は揺るがない。
降格争いは、下位4チーム(新潟・大宮・甲府・広島)の争い。清水エスパルスと北海道コンサドーレ札幌も安全ではないが、予断は許さない。
ようやく、降格圏を脱出したサンフレッチェ広島であるが、まだ予断は許さない戦いは続く。
コメント
降格圏はいったん脱出したものの・・・
まだまだ安心できませんね。
正直、下位相手の最近の試合で負けないものの勝ち点3を取れきれない試合が2試合あったのがもったいない・・・
少しずつ光は見えてきたので、あとはとにかく結果にこだわるのみ!