J1リーグ 第32節終了時点

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J1リーグ第32節が11月18日、8試合が行われた。

11月5日には鹿島アントラーズと浦和レッズが32節を戦い終わって、鹿島が勝利していた。川崎フロンターレの成績いかんでは、今節での優勝の可能性もあった。

11月5日

首位に立つ鹿島アントラーズは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝に進出した浦和レッズとホーム県立カシマサッカースタジアムで対戦した。

前半から激しい攻防が続いた試合は、前半戦をスコアレスで折り返し、後半も終盤まで無得点のまま進んだ。しかし、後半35分、右サイドから西がクロスを上げるとファーサイドに入り込んだレアンドロが右足で合わせて先制した。

このゴールを最後まで守り切って勝利をつかんだ。1-0

ベガルタ仙台はホームユアテックスタジアム仙台に、今年になって2度目の監督交代となった大宮アルディージャを迎えて対戦した。

前半26分、セットプレーで前に残っていたDF増嶋に先制点をあげ、前半36分にはオウンゴールで2点目を上げて前半を終了した。

後半12分、MF三田がミドルシュートを決めて、仙台が決定的となる3点目をあげた。新体制としてなんと勝ち点をとって残留につなげたい大宮であったが、目算はもろくも崩れ甲府が敗れたので、今節の降格は免れたが、崖っぷちとなった。3-0

まだAFC出場権の可能性がある柏レイソルは、同じく可能性のあるジュビロ磐田とホーム日立柏サッカー場で戦った。両者の勝ち点差は、わずか「1」で熾烈な戦いとなった。

前半29分、オウンゴールという意外な形で先制点が生まれた。前半を1-0で折り返し、後半に入ると磐田はフォーメーションを4バックに変更して同点ゴールを狙ったが、柏の堅守に阻まれて結局1-0で柏の勝利となった。

川崎フロンターレはホーム等々力陸上競技場でガンバ大阪と対戦した。前半をスコアレスで終りかえし、後半37分、ついにDFエウシーニョのゴールで先制した。

この試合は圧倒的に川崎Fが攻め込んでいたが、G大阪GK東口は度重なる好セーブの連続で守り切っていた。しかし、先制点は相手と正面ではあったが、上手く股を抜かれての失点であった。1-0。この川崎の勝利で、逆転優勝へ望みをつないだが、鹿島は次節に勝利すれば優勝が決まる【王手】としている。

横浜F・マリノスはホーム日産スタジアムでセレッソ大阪と対戦した。

前半13分に横浜が先制して、前半を折り返したが、後半になって、C大阪の怒濤の攻めが見られた。後半19分にMF清武のゴールで追いつくと、後半23分,25分にMF水沼、FW杉本が得点を決めてあっさり逆転し、終了間際にも1点を加えて、結局1-4でセレッソ大阪が勝利した。C大阪はACLに向け勝利をつかんだが、上位陣がそろって勝利しているので、前節との差はあまり変わっていない。

崖っぷちのアルビレックス新潟は、ホームデンカビッグスワンスタジアムでヴァンフォーレ甲府と対戦した。新潟は10月になっての3試合で、調子を上げて降格を免れている。

前半18分、MF山崎がクロスを送ると、そのボールが甲府のDFエデルリマに当たり、そのままオウンゴールとなって新潟が先制した。1-0。この虎の子の1点を守り切った新潟であったが、サンフレッチェ広島が勝利したため、今節での降格が決定してしまった。

ながらく、J1で降格争いをしながら踏みとどまっていた新潟ではあったが、ついにJ2域となってしまった。1年での復帰を望む。

ヴィッセル神戸は、降格争いまっただ中のサンフレッチェ広島とホーム神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で対戦した。

前半17分、広島は左サイドからのクロスにMF稲垣が頭で合わせて先制点した。しかし、前半27分には神戸FW渡邉のゴールでヴィッセル神戸が同点に追い付いた。

前半を1-1で折り返して、後半32分、途中出場の広島FWパトリックが、右サイドからのクロスに頭で合わせて1-2と広島が勝利をおさめた。

広島はこの勝ち点「3」で残留圏内の15位に浮上した。

サガン鳥栖はベストアメニティスタジアムにFC東京を迎えて対戦した。この両チームとも中位に位置しており、鳥栖は前節最下位に沈む新潟に敗れ、東京はここ5戦勝ち星がなく、あまり調子のいいチームとは言えない。

前半17分に鳥栖は、フリーキックから先制すると、34分にも追加点を上げて、2-0と前半を折り返した。後半も一進一退で、スコアレスのまま終了かと思われた、アディショナルタイム+4分、途中出場のFW大久保が意地の1点を返すが、そのまま終了して鳥栖の勝利となった。2-1

清水エスパルスは、ホームIAIスタジアム日本平で、北海道コンサドーレ札幌と対戦した。前半から、札幌が攻めていたが11分、左サイドからのクロスボールにFWジェイがヘディングシュートで先制した。前半39分、またもや札幌のFWジェイが得点を決めて、前半を折り返すこととなった。後半はどちらも決め手に欠いてスコアレスのまま、結局0-2と札幌が勝利した。この勝利で札幌はうれしい残留を決定した。敗れた清水は、降格争いに巻き込まれている。

J1リーグ 第32節 勝敗表

今節は、珍しくすべて引き分けのない試合であった。

J1リーグ 第32節終了時点の順位表
今節での降格が1クラブ決定してしまった。
クリック、お願いします。
         
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