この試合だけ、日曜日開催で、宿敵浦和レッズとアウェイでの戦いでした。
試合内容はともかく、2連勝飾って幸先のよいスタートを切ることが出来たと思います。
それにしても、MF川辺とMF稲垣の運動量は素晴らしい。
最近、逆転勝ちをするイメージはなく、先制点を取られると、ズルズルと競り負けている感じがあったのが、今日は前半に先制点を許して、後半に複数得点で逆転とは気持ちのいい勝ち方であった。
だが、試合内容はとても褒められた物ではないし、後半相手のミスや、不運のゴールポストにあたっての無得点と、運に助けられたことは大きい。
前半
ボール支配率が示しているように、浦和はボールを回しながら隙を見て攻め、サンフレはボールを奪取すると、縦に早く蹴り込むカウンターサッカーで、対照的に思えた。
その中で、マルティノスと武藤に代わる代わる攻められていた印象であった。
それに、長澤や遠藤が旨く絡んでいた。
前半43分、相手マルティノスにサイドをえぐられて、中央に折り返され、一旦はクリアしたが、そのボールを拾った遠藤が、ピンポイントで中央にクロスをあげると、真ん中で待っていた青木が完全にフリーとなり、ヘッドで先制点を奪われた。
前には多くのサンフレ選手はいたが、頭を越されてフリーとなった。
その少し前に、カウンターからパトリックが抜け出したかと思えたが、槙野に止められて得点には至らなかった。
サンフレは攻撃の形が見えてこない。
前半は浦和のペースで試合は進み、1-0で浦和がリードして終了した。
後半
後半になって、やや浦和は守りになった訳ではないが、少し攻撃が消極的か、それともこれが浦和の限界か。
後半21分、スローインを受けた川辺がドリブルで仕掛けて、敵陣深くから折り返しのクロスを入れると、キーパーにはじかれたが、それを拾った途中出場のMF柴崎が左足を振り抜くと、ゴールネットを揺らした。1-1。
後半34分、ロングボールにパトリックが頭で落としたところに、またもや川辺が強引に中央に切り込み、一旦は止められたが、そこに走り込んだMF稲垣が相手のクリアボールをブロックして、ゴールに流し込んだ。1-2。
この少し前に、浦和のズラタンが裏に抜け出してGKと1対1になったが、GK林が足で止めた。
また、逆転弾のすぐ後には、武富の切り込んでのシュートはゴールのポストにあたって命拾いとなった。
最後に
これで2連勝。
昨年は、運にも見放されてなかなか勝てない試合が続いたが、今年は内容はともかくここまで効果的に点が取れている。
今はカウンタサッカーで、守備の構築を優先しているのだろうか。
粘り強く戦っているといいこともある。
今日の流れなら、2トップのティーラシンよりも、1トップで柴崎を置いた方がいいような気がした。
しかし、今のままでは心許ないと思うのは、私だけではないだろう。
次に期待する。